4/1 庭園美術館『奇想のモード』
モード×シュルレアリスムって意外な組み合わせに思えたけど、とくに永澤陽一さんの人工毛ドレス※1のフェティッシュさが大変よかった。
『奇想のモード 装うことへの狂気、またはシュルレアリスム』 東京都庭園美術館 | 太陽WEB
新館(写真撮影可)の串野真也さんの靴も。
「脳を象ったピスタチオのパフェにアーモンドチップスの小魚を添えて」みたいな帽子※2はよくわからないし、スキャパレッリのイブニングケープはいま見てもかっこいい。
各章の全文が難解で読み応えあった。
以下雑感
・時代とか社会とか
小鳥の剥製を頭に飾ってた時代やべーな!と思うけど(素材が人毛だの鳥の剥製だの不穏すぎる展示だ)、そろそろ「革のバッグなんて野蛮!」ってことになるんだろうか。
・許容されるかされないか、読み解けるか否か
素直にかっこいいと思えるものもあれば、これは表に出したらダメな性癖の持ち主では?と心配になるものもあり。
後者の場合はそれでもアートとして世界と折り合えるなら、お互いにとって幸いかもしれない。
(前者は、単に文脈を読めてないだけで、もっとグロい暗喩があったりするのかしら…)
(ダリの立体作品がいちばん意味不明でした…)
※1 永澤陽一さんの人工毛ドレス
(No.53 ボディ・アクセサリー/2004秋冬/人工毛、スウェードの紐/京都服飾文化研究財団)
※2 「脳を象ったピスタチオのパフェにアーモンドチップスの小魚を添えて」みたいな帽子
(そんなタイトルではない。たぶんNo.72帽子/1950年代/絹シフォンの土台に蝋やシュニール糸/京都服飾文化研究財団)