【更新版】「文化を守るために寛容さを」劇作家 平田オリザさん
製造業の場合は、景気が回復してきたら増産してたくさん作ってたくさん売ればいいですよね。でも私たちはそうはいかないんです。客席には数が限られてますから。製造業の場合は、景気が良くなったらたくさんものを作って売ればある程度損失は回復できる。でも私たちはそうはいかない。製造業の支援とは違うスタイルの支援が必要になってきている。
オリザさんの製造業への認識も大概ひどいし、その発言がどう受け止められるか考慮して戦略を練りなさいよと思うけど、「お前の上から目線が気に入らない」みたいなのも不毛よね。
そのひとことが反論になるわけでも、論破したことになるわけでもないはずなんだけど。
あとから繁盛することでリカバリできるかの度合いなら、演劇はリカバリしにくいほうに入るとは思う。
(でもリカバリしやすい産業って思いつかないというか、私がその業界に明るくないだけかもしれない)
そしてそれはあまり理解されていないようなので、業界事情についての説明はしたほうがいい。
・公演の延期(リスケ)はしにくいし(2-3年後まで公演スケジュールが決まってることが多い)
・有料配信は何の足しにもならないし(公演によるけど、1公演のチケット代総額1000万円↑×50公演みたいなのは無理でしょ)
・イベントごとの延期は経費増につながる(芸術関連に限らず)
あたり?あと雇用の事情とか?
で、ウエメセ!って反感を買わない技術が必要。
…これってトーンポリシング?(トーンポリシングよくないと思ってるんだけど、自分を主語にした場合、伝えるための技術ってのはやっぱりあるよな…)
なんだろなー。
「認識が雑」なのと「上から目線」なのは全然べつの問題だし、ちょっとお芝居の話題が出た程度で高尚だのなんだのいうのなんなん?と思ってるけど
確かに演劇(アートというより特に演劇!!)人の物言いって、癇に障ることは多いんだよね…。
科学技術や自然科学に対しての認識が雑すぎるケースが多くないですか…。
この辺は震災の時のうらみがあるのかもしれない。
つかさー
“「命の次に大切なものは人それぞれ」危機の時代に寛容さを”というなら、”インターネットで厳しい言葉を投げかける人にほどアートを届けたい”は言っちゃいけないんじゃないだろうか。
業界を代表して、制作より政治サイドで動いてくれる人が必要な気がするー。いるのかな?
業界団体って大事だな…(やるべきことをやってくれるなら)。
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細川Pの本を読んで、何に感銘を受けたかって細川Pの存在ですよ…。
対談の古田さんによる評「プロデュースした芝居を大枚に変えていくことを面白く思ったんでしょ?そこで商業的な方向に行きすぎちゃうとおかしなことになるんだけど」
いのうえさんの「(800席くらいの箱でやりたいこともあるが)それだと新感染の経済が回っていかないということも、わかってます」に対する
「そこを、いのうえさんが了解してくれているから、新感線が成り立っているところはある」
追及するところと、折り合いをつけるところがそこか!!好きだーーー!!みたいな…。
(でも松ケン蝋人形に90万円はどうかと思います)
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自炊作業をしてい読んだ(作業しろ)的川先生のはやぶさの本(『小惑星探査機「はやぶさ」の奇跡──挑戦と復活の2592日』)に、
長期の宇宙プロジェクトで何が問題になるか、学生の経験の浅い人は「機械の維持」を挙げることが多いけど、実は人の維持がもっとも大変…というようなことが書かれていてなんだかタイムリーだった。
この手のことは、はやぶさ2のプロジェクトが全然進まない時にも言われてたな、と。