4/4 松竹大歌舞伎巡業中央コース

初めての巡業公演。
歌舞伎、こういう地方でお安く観られる公演もやってるのが地味にすごいなーと思う。
普段は歌舞伎座の1,2階なんてまず買わないんだけど
(高価だし、その中でも良い席は後援会で押さえてたりして買えない)
発売日に会場の販売サイトでさくっと2列目サイド寄りを買えて8千円弱也。

演目は『口上』『菅原伝授手習鑑(加茂堤/車引)』『奴道成寺』
いちばん長い奴道成寺でも1時間程度の演目で、トータル3時間程度。
歌舞伎座で観るよりは1時間くらい短めだけど、それがかえって観やすい。
幸四郎さんの日替わりネタ目当てにイヤホンガイドも借りた。

◆『口上』
去年は主要な劇場で襲名披露公演、今年は巡業での襲名披露公演、ということらしい。
巡業だと宗之助さんや廣太郎さんといった、歌舞伎座での口上には列座しない方々のご挨拶も聞けて、それはそれで楽しい。
最初にご挨拶をしてから、と口上から始めて、「**さんは『**』で誰々を演じます」というような紹介が入るのは分かりやすくて良いように思う。

◆『菅原伝授手習鑑(加茂堤)』
加茂堤を見るのは初めて。
若い親王とお姫様を同じ牛車に入れてあれこれさせようと目論むのだけど…割と下世話な話してますね?という。
お姫様は梅丸くん。
NARUTOのサクラ役でお顔を覚えたのだけど、とてもかわいい。

◆『菅原伝授手習鑑(車引)』
…去年1月の襲名披露、初日昼の部でかなり良い位置を買ったのに行けなかった、遺恨の演目…
その際は松王丸/梅王丸/桜丸=幸四郎/勘九郎/七之助だったけど、今回は白鸚/幸四郎/梅玉。
白鸚さんの松王丸が、登場からもう雰囲気があって、とても説得力があったように思う。さ、さすがだ…。
(推しが好きなのと「ゆーて(年上の)○○さんのほうが上手いよね」が、ファンの中でも両立するのが好きw)

◆『奴道成寺』
娘道成寺は観たことあるけど、奴道成寺は今回が初めて(のはず)。
能装束(能ベースの舞)
→正体バレで狂言師(見立てが多いオモシロ系舞踊)
→正体バレで引き抜きからの鐘上り

前の演目まではイヤホンガイドをつけてなかったけど(そう難しい演目ではないので)、
狂言師のあたりはイヤホンで「ここで鞠をついて…」みたいな解説があるほうが圧倒的に分かりやすい。
体幹すごいなあ…と踊ってる幸四郎さんももちろん観てたんだけど、後見の梅丸くんも観てた。
(色々経験してもらおうとのことで後見に指名したらしい)

投げた手ぬぐいはお隣の方がキャッチしてました。ざんねん。

巡業用のトラックの写真を知り合いとそそくさと撮って(出待ちする気は無いので…)解散。
道成寺は背景にも囃子方の上下にも桜があしらわれている演目だけど、外に出たらまた桜が満開で◎

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