(mixi日記より転載)
上川隆也さん主演のお芝居「果断/隠蔽捜査・2」を見に行ってきました。
このお芝居は、昼に「隠蔽捜査」を、夕方に「果断/隠蔽捜査・2」を上演するという2本立てで
私が観た「果断/隠蔽捜査・2」のほうは、
不祥事で左遷された竜崎(上川隆也)が、左遷先の大森署でも立てこもり事件の解決に際して
失態を犯し、監査にかけられたが実は…
みたいな刑事物のミステリーだったんだけど…
小説で読んだほうが面白いんじゃないかな!!
実家を出てからは、そもそもお芝居を自体をほとんど見ていないけど、
現代が舞台のお芝居は全然見てなくて、前に見たのがキャラメルボックスの「嵐になるまで待って」で
それも「好みじゃないなあ…」と思ったので、苦手なジャンルなのかも。
「正義漢が逆風に負けず信念を貫いた結果、その正しさが認められる」構造には
カタルシスも魅力も感じないんだなー。少なくともお芝居では。
(そもそも逆風が弱かったというか…)
しかもそれで上川さんだと、そのまんますぎて…うーん。
某芝居の「正義感が掛け違っちゃって、救いようのない地獄に堕ちてく」
「ピュアで良い人達が良かれと思ってやっていくことが、良くない方向に向かっていく」
という構造のほうが絶対に面白いと思うんだ!!!
いやアレもカタルシスがないというか、やりきれなさしか残らないんだけどw
心理戦で自分の心が揺さぶられる感じを味わいたい。
怨念やら執着、恨み辛み、葛藤の歯ぎしりするような叫びを聞きたい。
だから、その構造さえあれば、物語の舞台は現代である必要など全くない。
…のだ。
以下蛇足。
・上川さんの舞台が未見で、お芝居はそうそう観たいときに都合良く見られるわけじゃないし
声を聞いて「ひとーばん!!」って萌えたので、まあいいや。
・久々のストプ、他の出演者の方々も滑舌が良いのはイイネ。
・SITの隊長が好きだ。
・大千穐楽だったので、カーテンコールがフリーダム気味で楽しかった。
・客席に背中を向けて記念写真を撮る出演者w
・でも開演10分前に当日券が買えちゃうのもどうか…残り3席くらいだったけど、空席は結構あった。
・都内(シアター1010/700席)ではS席8500円、A席6500円なのに、
名古屋(名鉄ホール/900席)だと全席1万円だもんなーげっそり
・この日のタイムスケジュール
8:00 帰宅→3時間だけ寝て15時に起きて→16時から名鉄ホール
→海味亭で日本シリーズ見つつご飯→24時に岡崎で機材を返却
…充実?